2013年01月28日

アルジェリア・テロ事件に内通者。・・・性善説ほど“無自覚の悪意”はない

最終的に最悪の結果になってしまったアルジェリアの事件。
まずは犠牲者の方に哀悼の意を表したい。

ソース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130127/crm13012700010000-n1.htm

日本人10人が犠牲になったアルジェリア人質事件、では日本人がイスラム過激派のテロの標的にされることが現実化した。生存者の証言から、拘束された日本人の様子が明らかになりつつある中、専門家は「現地で情報収集にあたる人材育成なども含めた、徹底的な安全対策が必要」と指摘している。
 イスラム圏では対日感情は長年、良好とされてきたが、今回の事件では、武装勢力が人質の日本人に手荒な扱いをしていた状況が明らかになってきた。



 フィリピンの地元メディアなどは、日本人と一緒に拘束され、救出されたフィリピン人技術者(42)の証言を伝えた。現地時間の16日朝、プラント現場に向かう車に乗車中、武装勢力に襲われた。拘束され押し込まれたトラックには、日本人とマレーシア人がおり、連行された居住区の施設にいた別の日本人は首に爆弾をかけられていた、という。
また、共同通信によると、アルジェリア人男性(37)は、武装勢力が後ろ手に縛られた日本人をライフル銃で小突き、「早く動け」と叫んでいるのを見たと証言した。
 日本人がイスラム過激派に狙われる理由は、どこにあるのか。
 「身代金目的に狙われた可能性は十分にある」と指摘するのは、青森中央学院大大学院の大泉光一教授(海外危機管理)。大泉教授は「日本は身代金要求を拒否せず、カネを取りやすい国だと思われている。そのイメージを払拭することが必要」とした上で、「日本人のイスラム圏への考え方は欧米諸国と異なる。テロの危険があるという認識で徹底的に対処することが必要だ」と話す。
 テロ対策や危機管理の研究機関「公共政策調査会」の板橋功研究室長は「日本企業は性善説に立つあまり、(内通者などの)内部にある脅威への対策が遅れがち」と警鐘を鳴らす一方、今回の事件を受けて「不確定な情報で騒げば『日本を狙えば騒ぎが大きくなる』と、次のテロを誘発する危険性がある」とも話した。


・・・まあ今回の事件、素人目から見ても明らかに内通者がいなけりゃ成立しない事件だったわけよ。
もう報道で語り尽くされているが
1)プラント襲撃時、ゲリラ側の犠牲者がほぼ皆無だった。
2)建設中のプラント内の配置を熟知して短時間で目標(技術者居住区)・目的(人質確保)を行っている。
この2点だけで内通者の存在は確定でしょw
現に内通者は2年前から潜入していたって海外メディアの情報もあるし、明らかに偶発的な戦闘じゃない。
それにしても

>「日本企業は性善説に立つあまり、(内通者などの)内部にある脅威への対策が遅れがち」

・・・いい事言うぜ。(by トゥーハンド)
まあ日本企業に限らず、多くの日本人は何に対しても基本的に性善説にたって行動・思考する。
ニコニコさえしてれば、彼らの宗教や風習さえ守れば、日本人は嫌われることはない。
そして規律正しく、それを誇りとして行動さえすれば世は事もなし。
先日の“自衛隊のいい話もしくは最強伝説”ネタの※欄に“自衛隊関係者を名乗る複数の人物”から書き込まれた※が正にこれだ。
(もっとも俺はこれらが本当の自衛隊関係者だとは思ってないけどね。俺に悪意があるのならとっくの昔に揚げ足取りまくってるわW そもそも揚げ足取られるような、自身の立場もわきまえない思慮に欠けるようなことをするとは思えないからね。たぶん関係者を騙るネット工作員でしょうねw)
内通者・工作員・スパイってのは規律だの誇りだのそんなもの関係なしで行動するんだよ、いい人の振りをしてね。
彼らに言わせれば「規律だ誇りは犬にでも食わせとけ。」・・・ってのが本音だよ。
もちろん、日本人のそういうところを全て否定するつもりはないし、必要不可欠なことは十分承知している。
現にそれこそが日本国・日本人の魅力だと言っている海外の人たちは多くいる。
・・・が、心の底からそう思っている人間ばかりではないと言うのも現実なのだよ。
これはとても悲しいことだよ。
でも、冷静に考えてみるとこれは日本にも当てはめることができるわけよ。
大体同じ日本人同士、夫婦、血のつながった家族同士でさえ性善説が通じなかったり、争いや食い違いってあるでしょ?
企業・行政機関等がコンプライアンスだの企業スパイだのネットからの不正アクセスだのに神経を尖らせているのはナゼなんだい?
もし日本人全てが良心的だったら、争いも無いし、法整備も必要ない、犯罪なんか一切起きないはずだよ。
同じ日本人でさえこんな調子なのに、なんで「外国人はすべていい人です。」なんてドヤ顔で性善説が通用するとガチで思えるのかな?
正直それが不思議でしょうがない。
矛盾に満ちた考え方であるとは思うけど、この世のすべてには何らかの形で矛盾は付きまとうわけだ。
結局、その矛盾をどれだけ小さくするかってことが、この世との付き合い方なんだろうと思う次第だ。
posted by 泳ぐ鳥 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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